メッセージ

呼吸器・アレルギー医療センター 小児科部長 亀田 誠

亀田 誠

 食物アレルギーは、小児を診療する医師の間で極めて重要な分野の一つとなっております。しかし、いわゆる狭義の医療だけでは適切な対応が出来ない疾患でもあり、社会的な対応が望まれております。特に教育機関、保育機関での給食対応は、食物によるアナフィラキシーを予防する観点と、子どもにとっての食の重要性を維持する観点を両立させる必要があり、文部科学省、厚生労働省などの行政機関や私達アレルギーを専門とする医師が所属する学会は、様々な対応を提案・指導しています。これらを受けるのは、教育委員会や学校などの現場ですが、給食対応に関して実質的に重要な役割を果たすべき立場にあるのが栄養教諭、栄養職員であると思っています。増加傾向にある食物アレルギー児への対応は 食のスペシャリストが学校や、地域のチームの一員として関与することが不可欠と考えます。
 平成26年1月に発足した「栄養士のための大阪食物アレルギー研究会」は、既に3回の開催を数え、多数の賛同者、参加者を得て大きな成果を上げつつあります。更にホームページが開設されるに至ったことに対し、一人の小児アレルギー専門医として大変心強く感じております。この会は、皆さまの現場における積極的な関わりに対しての具体的な提案、あるいは精神的支柱として機能するものと確信しております。そのためにも是非皆さま一人一人の積極的な参加をお願いします。

大阪赤十字病院 小児科部長 住本 真一

住本 真一

 みなさま、はじめまして。 日赤の「すみもと しんいち」と申します。
 亀田先生の口車に乗せられて、平成26年11月に中津で行われた「栄養士のための大阪食物アレルギー研究会」に初めて参加いたしました。そこで、栄養士さんの熱心さ、真面目さ、子どもたちやご家族に対する強い愛情に心を打たれました。私は、総合病院の小児科医、救急医、アレルギー専門医として働いていますが、私の知識や経験が、少しでもお役に立てればと考え、当科の安西医師とともに本研究会に参加することにいたしました。
 「食物アレルギー」の医療・予防は、多職種の真の意味での連携が不可欠だと思います。「食」については、栄養士の皆様がご専門で、我々医師も勉強させていただければ幸です。「一緒に頑張っていきましょう!」
 今後ともよろしくお願いいたします。

近畿大学医学部附属病院 小児科 竹村 豊

竹村 豊

 食物アレルギーは近年、大きく考え方や診療の方法が変化している疾患です。医師間でもまだ診療方針が統一されておらず、混乱が見られます。その様な状況ですから園や学校で混乱があることは当然のことだろうと思います。しかしその一方で、誤食事故、様々なアレルギー対策指針の成立、アレルギー疾患対策基本法の制定など社会的な事情からも食物アレルギー対策を園や学校で立てることは必須の現状です。
 少数ながらこの数年の間に私も、園や学校で食物アレルギー対策を考える機会があり、教員や栄養士の方々が様々な戸惑った思いや不安な思いを持っていることや、また、私自身も学校での給食の実態等はほとんど何も知らなかった、ということがわかりました。
 今回、この栄養士のための大阪食物アレルギー研究会に参加させていただけることで私も学ぶことがたくさんあるだろうと思い、楽しみにしています。そしてもし、私が持っているわずかな知識が役に立つのであればそれもまた喜びと今後の活力になると思います。この混乱の状況にあるピンチをチャンスに変えてこども達が安全に楽しい園・学校生活が送れる様にみなさんとともに考えていきたいと思っています。

箕面市立病院 小児科 金野 浩

金野 浩

 みなさん、こんにちは、箕面市立病院の金野(かねの)と申します。亀田先生、住本先生の"自称"弟子です。2014年に、亀田師匠から「よろしければ見学どうぞ~」とお誘いいただき、羽曳野の第3回に伺いました。自治体ごとの対応差に驚き、栄養士さんの熱意に圧倒されるなか、師匠から質問への返答を無茶振られ、びっしり冷や汗をかきました。その後も参加させていただき、みなさんの質問がでるたびに背中にびっしり汗をかきながら、師匠たちの返答を勉強しています。このように私はまだまだ未熟ですので、みなさんと一緒に勉強しながら、より厳しく安全の問われる現社会ですが、やりやすい楽しい給食管理を「教育-患者-医療」の3者が輪になって考えていければと思います。よろしくお願いします。

大阪赤十字病院 小児科 安西 香織

 食物アレルギーの子供に関わるようになってから保護者だけでなく、入院してくる子供に対して食事管理をしてくださる栄養士の方と連携をとる機会が増えました。その中で、お互いの知識が共通している部分もありましたが、異なる部分もあり新たな発見がありました。
 病院内でもこのような状況であり、地域・学校の栄養士とは直接は関わる機会が少ないため両者が勉強、情報交換できる場があればいいなと思っていたところにこの会に参加させていただく機会をいただきました。こちらに関わっておられる指導助言される先生方と比べれば、まだまだ知識や経験も浅い私ですが、栄養士の方と情報を共有し、子供たちが安全に生活できる環境を一緒に考えていけたらと思います。よろしくお願いいたします。

大阪府済生会中津病院 小児科 免疫・アレルギーセンター 平口雪子

 はじめまして.大阪府済生会中津病院 小児科,免疫・アレルギーセンターの平口と申します.
 医師も同じですが,疾患についての十分な知識がなければ自信が持てず,対応もついつい及び腰になってしまうように思います.私の勤務する病院は昔からアレルギーの診療を盛んに行ってきた施設であるため栄養士の先生方の除去食に対する知識は豊富で,入院時のアレルギー食や負荷食についてとてもスムーズに相談に乗っていただけています.ただ,こういった施設でない場合,様々な疾患を担当される栄養士の先生方が独自に食物アレルギーについての十分な知識を得ることはなかなかむずかしいのではないでしょうか.栄養士の先生方が自ら企画,運営されているこの研究会は,全国的に見てもまだ珍しく,とても画期的な取り組みだと思います.私も参加させていただくたびに,先生方からいただくご質問やご意見で勉強させていただき,その熱意に感銘を受けております.
 この会に参加されているような熱意ある栄養士の先生に出会えた患児や保護者は幸せだな,と感じます.ただ今後,そういった子供たちが特別ではなく,どの学校・施設でも同じように信頼して相談できる栄養士の先生に出会えるようになることを望みます.そのために私も微力ながら協力させていただく所存です.どうぞよろしくお願い致します.

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